やっぱりポンプは修理するよ!


モンスターリップルで作ったレバーが有馬峠で
あっけなく折れた!
周囲からは、
『絶対無理だと思ったよ』
『素直に買った方がいいんじゃない?』
『買ってあげようか?』(まっマジで??)
などと、言われてしまった。
なんだか悔しいからもう一度だけ修理するよ。



まずは、ピンを抜く。カシメてあるのではなくて
片側だけセレーション(ギザギザ)が切ってあり
セレーション側に押し込むと簡単に抜けた!

折れたレバーの根っこ部分。

ホームセンターで詰め放題200円で購入した
木っ端の中から同じ厚みに近い木を選んでみた。

板を寝かせて幅の寸法でケガキ線を引く。

もとの形を確認すると
なるほどこんな感じだったのか…。
折れたまま一年弱使っていたから
どんな形かも忘れていたよ。

適当に切り出してみます。
この辺に性格が出ます。

一番大事な穴の部分を加工したら欠けた!
面倒くさいからこのまま作業続行!

外側からアルミ缶を切ったもので補強し接着。
力がかかるところなのに…。
大丈夫か?

レバーをシェイプする前に仮付けして動作確認。
おっ!なかなかいいじゃん!
それでは、そおっとレバーを持ち上げましょう。
そぉ~・・・っと

ペキッ…。 終了…。
きっとこれは木の材質と木目の向きをを考えて
穴を開けないとダメなんだろうな。

別の固そうな木っ端でもう一度作った。
今度は動作を確認してOK!
空気もしっかり入った!
多少手荒に使っても当分持ちこたえそう。

紙やすりで表面をキレイに磨く!
このまま使いたい!でも、雨で濡れると
強度が落ちるだろうなあ。
やっぱり塗装しないとダメだよね。
いつもヤスリ掛けまでは綺麗にできるんだけど、
最後の塗装で無残な姿になっちゃうんだよなあ。

あまり費用をかけると買った方が良かったって事に
なってしまう。
何か安い防水塗装ないかなあ?
ホームセンターをウロウロしていたら300円で
こんなものが売っていた。
漆かあ。
いいんじゃない?

漆は初めて使うので扱い方などを調べてみたら
夏場でも2日くらい乾かさないといけないとか…
これは大変なものを買ってしまったのかも。
レバーは気長に重ね塗りして磨いてみます。

ついでにコイツをばらして原因を探ろう。
バルビエリって書いてあるんだけどイタリアの
メーカだったのね。知らなかった。
変わったデザインだなあとは思っていたけどね。

後ろのEリングを外すと前側に抜ける。
大きなパーツは本体とバルブの部分とスプリング
程度だろう。(パッキンもね。)

写真を撮り忘れて先に掃除してしまったんだけど
バルブにはOリングらしきものはついてなかった。
とてもネバネバしたグリスのようなものがへばり
ついているだけ。グリスだけで気密を保っていた
のか?

Oリングなしで気密を保つならバルブの塗装が剥げ
ていそうなものだけど、スプリングが当たってる部
分しか塗装の剥がれは見当たらない。

ボンベをねじ込む部分のパッキンは大丈夫そう。

本体とバルブのハマり具合をチェック。
こんなにガタがあったら空気漏れるよねえ。
これがイタリアンテイストなのか?
そんな事ないよねえ。
Oリングは絶対に入っていたと思う。
10年もすればグリスでゴムが溶けても
おかしくないしね。

ここで100均のノギス登場!

このクオリティに脱帽。
ライターであぶって修正を入れる。

まあ、1ミリまでしか測れないし、同じノギスで
測れば同じ寸法でしょ?
細かいことは気にしない。
(普通の寸法と違ってたらどうするの?)

溝は5本。
一番上はEリングの溝で本体の外側に出ている所。
下から2番目は真ん中に穴が開いていて、ここから
空気を送り出すようになっている。
残りの3本の溝は同じサイズのようなのでここに
Oリングが入っていたと思われる。

3本の溝の径はどこも5ミリ(ノギス値)

バルブの外径は7.6ミリくらい。(適当)

溝の幅は2ミリかな?
ネットでOリングの規格を調べてみると
内径4.8ミリ幅1.9ミリのOリングが付けら
れていた可能性が高そうだ。

80円×2で購入。
これで直ればかなりお得な感じ!

ばっちりです。
仮組して人力(肺活量)で試したところ使えそう!

完成!
でも、こいつを使う日は来るのだろうか?
ボンベがもったいないからいきなり本番になる
んだろうなあ。

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