えも吉を乗り始めてからポジション調整を行いましたが、黒ヤギさん(昔乗っていたコルナゴ)の時もシートを上下させる度、この部分に傷がつくのが気になっていました。
今回は今まで乗っていたポジションに限りなく合わせてなるべく動かさないようにしていましたが、ビビッて固定ボルトの締め付け量が足りなかったのでしょうか、乗っているうちにズルズルと下がってきて気が付けば写真のように結構大きく塗装が剥げてしまいました。
えも吉のシートチューブは困ったことにこの部分だけ塗装の仕方が違うんです。
黒かと思えば黒ではありません。
新車点検の時にお店(トレック純正店)に相談したらこの塗料は売っていないと・・・。
日本車のクリアーのタッチペンは大体ラメが入っているのでキラキラしてしまいます。
何か似たような色はないのか尋ねたらホルツのクリアーがいいって!
なので、今回はホルツのクリアーを塗ってどれだけ目立たなくなるか試してみます。
使ったタッチペンはこれです。
自動車用のタッチペンは普通の塗装と違って厚みを出せるようになってますが下地処理は普通の塗装のように手を抜かない方が綺麗に塗ることが出来ます。
今回の傷は塗装面と剥がれた面がくっきり段差になっていたので1000番の紙やすりで段差をなくしてから塗装に入ります。
ですが、面倒くさいのである程度の段差になったところで塗装してしまいました。
本来はもう少し粗いやすりでもいいと思いますが、シートを固定するのに径が変わってしまうのを恐れて(気にしすぎなんですけど)1000番の紙やすりを使ってます。
右側もよく見るとシートマストのスリットで縦方向に傷がついていたのでやすりである程度平らにならしてます。(面倒くさがりなもので・・・)
見た目よりも多めに削ってから手で触って平らを確認するのがいいと思います。
こちら側は傷が浅くてすぐに段差が無くなったのですが、指で触っていたら真後ろの部分と右の上の方にボコボコ感があるんです。
よく見たら真後ろはメモリがあってそのメモリが凸凹しているようです。
ここは削ってはいけませんね。
右側のボコっとしたところはⅤっていう文字が書いてありました。
これは何なんでしょうか?
調べたのですが、ネットでは分かりませんでした。
ここがシート保持の限界点だとしたら今のポジションは上に貼ってある黄色のテープの下のラインなのでアウトです。
なので、違うことを願います。
タッチペンを薄めに塗って10分乾かしてからまた塗るという作業を4~5回繰り返してからもう一度1000番で軽く磨きました。
そのあと指で触ってタッチペンと元の塗装の段差が無いのを確認し削っても段差が取れなそうであればもう一回タッチペンを塗ります。
これを繰り返して満足いくところまで来たらペースト状のコンパウンドで磨いて完成です。
クリア塗装なので横着して消し切らなかった縦の段差部分はクリア塗装の下にしっかりと確認できますね。
でも知らなければ補修した後とは見えないと思います。
違う角度です。
そもそもこの部分はクリアなので作業中に純正の下地部分がどれだけ丁寧に処理されているか見せつけられることになります。
逆にその下地部分はアメリカンテイストなので自分の補修跡もまぎれるわけで・・・。
後ろからです。
クリア塗装は光に当たってつるつるピカピカしていれば全然気にならなくなると思います。
今回はクリア塗装でしたが、下地が色付きだともっと目立たなくなると思います。
ただ、そのタッチペンがどれだけ元の色にあってるかなんですけどね。
レロレロ号のチェーンステーの傷を黒のタッチペンで修理したときは結構きれいにできました。
エモンダ乗りでこの部分に黒のビニールテープを巻かれている方などは一度試してみてもよろしいかと思います。