7つの山を越えてきました。 その1 極寒のスタート編

 先週はビビッてよすけさんのライドに乗っかってしまいましたが、せっかく作ったルートなのでちゃんと制覇しないとね!

 GW後半の初日だから何か起こっても十分対処できますし・・・。

 そもそもなんでこんなルートを考えたかといいますと、SNSで巖道峠の話が出てきたんです。

 巖道峠からの富士山、きれいなんです。

 それに久しぶりだし(1回しか行ったことないですけど)甲武トンネルから巖道峠に向かえば違った富士山が見られます。

 だったら、そのまま山中湖まで行ってパノラマ台からの景色もいいじゃん!

 ならば去年行った足柄山の誓いの鐘からの富士山も近いし!

 なんて、徐々に沼にハマっていっているのに気づかずに出来上がったルートなのです。

 山の250キロは相当時間がかかるので3時に出発しました。

 どこまで足が持つのだろうか?

 途中で棄権することも考えてましたが、輪行袋を持っていく頭はこれっぽっちもなかったです。

 今考えるとどうやって棄権するつもりだったんでしょうね?

 平らな道を帰ってくるつもりだったんでしょうか。

 4時25分、最初の補給をします。

 昼間は暑くなるし、毎年GWは真夏の暑さの中を走っているイメージだったので朝の寒さだけしのいでしまえば行けると思ってウインドブレーカーを持ってこなかったのです。

 失敗でした。

 ただ今6℃です。

 これで飯食ったら血が胃袋に集まって30分くらいは凍えることになりそうです。

 やっぱり寒いっ!

 走り始めの時が10℃で失敗したと思いながらも、体が温まってくると結構いける!

 なんて思っていましたが、山に近づくにつれてだんだんと気温が下がり始めました。

 そんな中、5℃くらいまでなら真夏の装備でも何とか走れることが分かりました。

 でも、健全ではないですよね。

 補給後はやはり凍えますね。

 ガタガタ震えながら走っております。

 寒い時は自己発電なんて誰かが言ってましたが、平坦だとスピードが出るのでせっかくの熱が奪われて行きます。

 早くお日様出てちょうだいっ!

 5時10分、武蔵五日市の駅を通過。

 SNSにこれから山に行くよー宣言をしておきます。

 最近はすっかり撮影時にモニターを外す癖がついてきました。

 あ~、背中があったけぇ~。

 問題は最初のお山『甲武トンネル』を下る時でしょう。

 標高が上がるから今よりも寒いはず、予定だと6時半くらいかな?

 一番寒い時間やんっ!

 5時30分、新矢柄橋を通過します。

 さすがにこの時間はまだローディーはいませんね。

 もう日が上がっているんだから走らないと勿体ない、勿体ない。

 桧原村の役場を右折したらずっと日陰です。

 さらに気温が3.8℃まで下がってきました。

 ただ、上りでスピードが出ないので何とかなっております。

 ウインドブレーカーを持ってこなかったことを非常に後悔しております。

 でも、朝さえ乗り越えればいいのだっ!

 もう少しの我慢だっ!

 6時5分、甲武トンネルに向かって左折します。

 ここから本格的上りになるので体は温まるかな?

 6時25分、甲武トンネルの手前の栗坂トンネルまで写真がワープしました。

 なぜかって?

 指先の間隔が無くてシャッターが押せませんでした。

 最初の山は620m、太陽が上がってきたので登った割には気温が高くなってきてます。

 それでも4.5℃ですけどね。

 甲武トンネルを通過して裏側で記念撮影をします。

 山を越えたらSNSにアップしていこうと思います。

 6時30分、一つ目の山をSNSにアップ!

 もう少し下りたところに富士山が見られる場所があるので行ってみます。

 この東屋です。

 絶景ポイントなのですが、正面の生い茂った木が富士山を隠してしまう時期があるのです。

 今日は大丈夫かな?

 いい感じですね~。

 この調子で残りの3スポットもしっかりと富士山を収めていきますよー!

 下りで5℃くらいでしたが、何とか降りてきました。

 上の原までまだまだ下りなんですけど、指先の感覚と相談しながらスピードをコントロールしております。

 それにしても一年中ふろ上がりに水シャワーを浴びているおかげなのか年々体が寒さに強くなってきております。

 6時45分、鶴峠に向かう道の交差点を通過。

 寒すぎるっ!!

 上の原に向かう道で2カ所ほど上りが出てくるのでそこで暖機運転です。

 でも、ここでパワーを使っていいのかな?

 まだ一つしか山を越えてないぞっ!

 甲武トンネルから上野原に抜ける道って本当に気持ちがいいんです。

 ずっと漕がないですぅーっと走れて景色は最高だし車は少ないし。

 でも、日本一長寿の村だった棡原村がこの道が出来たおかげで豊かな文明が広がり寿命が縮んでしまったとか・・・。

 7時15分、次の山のために二度目の補給です。

 まだお腹は空いてないのですが、これが山三昧の日を乗り越える秘訣なのです。

 ロングライドはいくら足が強くても胃腸が強くないと走れません。

 食べたくなくても食べられる胃袋が無いと燃料切れを起こします。

 自分的には補給食はもち米が最強です。

 次にいなりずしかな?

 いよいよ食べられなくなった時はジェル式の補給食を流し込みますが、出来る限りおにぎりで補給します。

 さて、桂川橋を渡って二つ目の山、巖道峠に向かいます!

 どうでもいいけど、まだ一つしか山を越えてないのにその1が終わっちゃったよ・・・。

 つづく・・・。

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