チューブレスはずっとあこがれだったんです。
でも、液体のシーラントには抵抗がありまして、パンクした時にどうしようもなくなりますよね。
チューブを入れようにも液体が飛び出してきてエライコッチャになることは避けられない事実。
そんなところに登場したマクハル。
この製品ならば液体シーラントを使わないでチューブレス化が出来るではありませんか!
でも、パンク修理キットが2万円って・・・。
どうなの?
パンク修理キットに2万円は出せないので半ばあきらめていたのですが、クラウドファンディングで素材を見なおして値段を下げて販売しているのを見つけました!
価格はなんとっ!5500円!
更におまけを3種類から選べたので今回は1650円のヌキトルという注射器付きを選びました。
マクハルとヌキトルを合わせて5500円です。
2万円と言うのは何だったのでしょう?というかサイトではまだその値段で売っているんですね。
確かに金属製がプラスチックになりましたが、これで十分です。
8月の終わりに注文しましたが届くのが10月の頭らしいのでその間にタイヤやリムテープ、そして今回の主人公のマクハルを少しずつ用意していきました。
マクハルのサイトです。
せっかく変えるのでどれくらい変わったのかが分かるように重さを計っておこうと思います。
因みにえも吉の体重は8.3キロでした。
これはえも吉と一緒に体重計に乗っかって、そのあとに自分だけ乗った重さを差し引いた値なので、かなりアバウトであります。
今ついているフロントタイヤはホイール込みで1201gですね。
100gくらい減りますかねぇ?
リヤの方は1679gくらいです。
ちょっとワクワクしてきました。
ビードをセンターに落として試しに手で外してみたらするっと外れました。
さすがボントレガー同士の組み合わせです。
昔使ったシュワルベなんかは空気抜いて斜めに置いておくだけで勝手に外れてしまうくらい緩いのもあったなぁ・・・(遠い目)
チューブは93.8gでした。
この分が丸々無くなるんですよね。
フロントタイヤは237g!
このタイヤは結構優れモノじゃないですか!
R2ってそんなにいいタイヤのイメージはありませんでしたが、こんなに軽かったんだ・・・。
因みに新品のアジリストは220g。
やっぱりR2って結構軽いタイヤなんですね。
ついでにリムテープも測っておきました。
F23.4gのR21.4gでした。
2グラムは誤差ですね。
リヤのチューブは一回パンク修理をしているので少し重い95.5gでした。
(そろそろ飽きてきた?)
リヤタイヤは3000キロくらい乗っているのでフロントよりも7g軽いです。
写真の右端を見ると台形に減ってますね。
新品のリムテープは44.8g。
これは全部巻かないので前のテープよりも軽くなります。
まずは裏面をパーツクリーナーで脱脂します。
マクハルが弾かなければOKという事です。
次に一番大事なビード部を丁寧に脱脂します。
マクハルを数滴たらして脱脂状態を確認しました。
これなら行けそうです。
リム側は清掃した後にリムテープを巻いてバルブの根元にマクハルを少量塗って取り付けます。
最後にタイヤを組みつけてビードをセンターに落としたら準備完了です。
ここで一つポイント、バルブは工具を使わないで手で締めるように言われていますが、しっかり閉めないとバルブの横からエアが漏れます。バルブが動かなくなるくらいしっかり手で締めてください。
マクハルの作業を一気にやりたいのでリヤ側もここまでの作業をやっておきます。
新品のタイヤを組みつけてマクハルを入れる前の重さです。
しっかり作業が出来るとおよそ16gのマクハルで膜が張れるそうです。
リヤも同様に施行前の重さです。
この後フロントタイヤの作業が始まるのですが、マクハルを入れる前に一旦CO2ボンベでビードを上げておいたのです。
この状態でマクハルを120cc注入し、バルブを仮締めしてマクハルがバルブから出てこないようにします。
次にタイヤをゆっくり一周させてからビード部を内側に少しずらして(タイヤをつまむ感じです)ビードの横にもマクハルが行き渡るようにするのですが、ここからが大惨事です!
ビードが落ちたところまでは良かったのですが、落ちたビードの位置が下側にきたときにマクハルがジャバジャバとあふれてきました!
これは早くビードを上げないとっ!
手押しのポンプでは空気が漏れて全く上がりません。
仕方がないのでCO2ボンベでバンッと持ち上げましたが、持ち上がった衝撃でアッチャコッチャからマクハルが飛び出してきて床から何から飛び散りまくり!
タイヤをモミモミしてリムと馴染ませてとりあえず落ち着いた感じになりました。
その後、固まる前に余分なマクハルを回収しないとと思いバルブを外して空気を抜いたら、マクハルが潤滑剤となったようでまたビードが落ちてしまいました!
そしてまたCO2ボンベでビードを上げなおしてマクハル飛沫を浴びながらタイヤをモミモミしてエア漏れを抑え込んで、はぁ~・・・。
ビードとリムがくっつくまでしばらく置いておくことにしました。
10分くらいでしょうか?
そおっとバルブを外してエアを抜いたら今回はビードが落ちませんでした。
かなり飛び散ったけれども残っているマクハルを抜き取ろうと注射器を入れたのですが空気しか吸い取れずマクハルは出てきません。
なんで?
10分で固まってしまうのかな?
どうする?
どうするもこうするも、どうする事も出来ないのでフロントはとりあえずこのまま作業を進めることにしました。
重さを計ると102gのマクハルがタイヤの中に残っている計算です。
もう一回吸い出してみましたが何にも出てきません。
あ~あ、もうリヤ側を施工するマクハルは残っていません。
だったらこのままフロントだけでも何とかしよう!
頭は半分パニックを起こしていましたので石鹸水なんて面倒くさいことしないで水をためた洗面台にタイヤをドボン!
出てくる出てくる泡がたくさん出てきますよー!
さらに何も考えずに水の中にドボンしてしまったのでディープホイールの水抜き穴から水が浸入してチャポンチャポンいう始末・・・。
今日はもう何をやってもダメダメです。
使っていないマクハルが10gくらい残っているので残りを注入してエアを入れて漏れ箇所にマクハルを誘導します。
2つの水抜き穴がホイールの軸を中心とした対象点に開いているので、リムに入った水を抜くのに片っぽの穴を上に持ってきて息を吹きかけたんです。
そしたら下の穴から股間めがけて水がピュー!!
最悪・・・。
もうやめたい。
とはいえ少し学習したので次は水抜き穴にテープを張って侵入を防ぎながら確認を行い一応エア漏れは解決しました。
でも、これじゃあチューブが入っている時と同じくらいの重さだよ。
空で回転させると明らかにすぐに止まってしまいます。(なんで?)
これは失敗だろうなぁ・・・。