よすけさんにマクハルを施工したホイールセットをお譲りしてマクハルの良さを実感していただきました。
よすけさんもそうでしたが、やったことない人はマクハルの施工にハードルの高さを感じる人が多いのです。
確かに私も何度となく失敗して今があります。
今回はマクハルを一回施工するおまけ付きでホイールをお譲りしました。
そしてその日がやってきたのです。
まずは状態の確認です。
前回のフロントタイヤ施工後の重さは1150gだったので14.6g軽くなってます。
タイヤの摩耗は5割くらいでしょうか?
まだスリップサインの丸い凹みが残っている状態です。
タイヤの減りもそうですが、マクハルの水分が乾燥して軽くなります。
なので施工後の重さよりもだんだんと軽くなっていくイメージです。
リヤ側は1588gだったので20gくらい重くなってます。
これは茨城でパンクした際にマクハルを突っ込んで帰ってきた時の件が原因だと思います。
その後もパンクやら何やらで都合3回くらいマクハルを入れたまま走っております。
ビードの状態を確認します。
前回の施工ではビードにマクハルを塗布せずに組んだのですが、後輪に関しては茨城の里山でビードが落ちて落ちたまま4キロ歩いて整備工場まで行ったので、その時にマクハルがビード部に回ったんだと思います。(マクハルを入れてビードを上げようとしましたが、上がりませんでした)
リムテープはまだ行けそうですね。
つぎは交換した方がいいでしょう。
バルブを見てみると今までの苦労がここに集約されているかの如くマクハルが固まっていました。
パナのバルブはサイドにも穴が開いていて穴が詰まりにくいというのが売りですが、横方向の穴は全滅ですね。
パナレーサーのバルブはこれです。
これは綺麗に取り除きます。
バルブとリムの接地面はテーパー状のパッキンが入っているのですが、ゴムでできているのでなかなかマクハルが取れません。
これはマクハル液に浸しておくと固まったマクハルが溶けて剥がれるようになります。
ただ、今回のパッキンはすでに段差が付いているので次は交換した方が良さそうです。
きれいに掃除したので重さを計っておきます。
みうイチでパンクした個所です。
みうイチの後はマクハルを入れて100キロくらいは大丈夫だったのですが、農林公苑ライドの帰りに漏り始めたので初めてパンク修理したところです。
見事に止まっております。
その横のマクハルの塊は何度もマクハルを入れて抜かずに走り回った痕跡です。
全周に渡って真ん中にマクハルの帯が出来ています。
後輪は色々ありましたからねぇ・・・。
今考えるとこれだけ色々あったけど一回もタイヤを外さずに液体を振り撒くこともせずにパンクを修理して走ってこれたのです。
これはクリンチャーや液体シーラントと比較してもかなりのアドバンテージだと思いませんか?
剥がすとキレイに剥けます。
これ、脱脂しない方がキレイに剥けるような気がします。
重さを気にしなければ再施工する際に剥がす必要はないと思います。
せっかくうまくいっているマクハルの施工部分をもう一回再施工することになりますし、液体を入れると固まったところが溶けるので2回目以降の施工量が減るような気がします。
マクハルは施工した後に液剤を抜くのですが一番多く抜けた時はタイヤに残っている量が8gまで抜けた時があります。
(通常は15gほど残ります)
さて、タイヤを組みつけます。
よすけさんから預かったタイヤはアジリストDUROの28Cでしたが、ビードがうまく上がりませんでした。
なので仕方なくブースターの登場です。
このアイオロスのホイールで28Cだと一回ビードを上げれば落ちることは無いと思います。
ブースターが無くてもこの時点だったらCO2ボンベで上げても大丈夫だと思います。
マクハルを注入した時にCO2を入れると大変なことになるのでお気を付けください。
ブースターはこれです。
(参考にどうぞ)
マクハル施工前の重さです!
ノーマルのアジリストより20gほど重いでしょうか?
20gくらいは誤差みたいなものですけどね。
マクハルを施工する前にこの状態でどれだけエアが漏れるか確認してみます。
アイオロスはリムに水抜き穴があるのでそこをビニールテープでふさいでおきます。
これをしないと最後に重さを計った時にチャポンチャポンいって誤差が出ます。
マクハル施工前の状態です。
(唸っているのは隣で働いている洗濯機です)
泡がタイヤにくっついていますが、指で拭ってもこの状態になります。
全周確認しても泡の出る所と出ない所があるので精度の問題なのでしょうか?
恐らくそこまでの精度は求めていないのでしょう。
ある程度泡が大きくなると水圧とバランスしたところで泡の成長が止まります。
この状態で一日置いておくと次の日には空気がべこべこに抜けてます。
あとはマクハルを施工するだけですが、フロントタイヤもこの状態まで持って行って一気にマクハル施工を行いたいと思います。
つづく・・・。