
チューブレスにしてから8カ月、走行4700キロでリヤタイヤのカーカスが出てきてしまいました。(新車から7727kmという事は前のタイヤは3027kmで交換っ?)
5000キロ持たなかったかぁ・・・。
でも、この4700キロでチューブレスの何たるかというか、マクハルと上手に付き合う方法がだんだんと分かってきました。
新しいタイヤはこれです。

土曜日のライドが終わって日曜日も雨が降らなそうなら少し走りたいなと思っていたのですが、何気にリヤタイヤを見ていたらこんなことになっていました。
真ん中がすり減ってゴムが無くなっているのはいいとしてサイドの傷が(実は前から知っていたのですが)膨らんできてました。
ここが原因でのトラブルが無かったのが奇跡です。
この時点で日曜のライド中止とタイヤ交換が必須になりました。

一方フロントタイヤはわずかですがスリップサインまで減っていないのでまだ使える状態です。
しかし、フロントタイヤに至っては施工を何回も失敗して途中で捨ててしまいたいくらいまで思ったタイヤなのです。
今回のタイヤ交換で25cから28cに変えようと思います。
なのでまだ使えそうですがフロントタイヤも交換したいと思います。

リヤタイヤはここまで3回くらいマクハルの施工を行っております。
フロントに至っては色々あったので6~8回くらい施工しているのではないでしょうか?
では、タイヤを取り付けた直後からどれくらい重量が変化しているか確認してみます。

リヤタイヤは1573.3gでした。
このタイヤを取り付けてマクハルを施工した直後に計った重さがなんと!1574.7gでしたので新品の時よりも1.4gも減っていました。
マクハルをうまく施工すると+20gくらいの重量らしいのですが、そこから水分が抜けて軽くなっていくそうです。
なので、3回くらいの再施工であれば重量には変化が無いと思って良さそうです。

かたや、最初から失敗して始まったフロントタイヤの重量です。
こちらは新品施工時は(すでに失敗しているので重かったはず)1104.1gでしたので19.6gの重量増です。
それでもTPUチューブ一本分にも満たない重さなので結構やらかして再施工を繰り返してもそんなに重くならないと思っていいと思います。

先ずは両方交換できなくても走りに行けるようにリヤタイヤから交換していきます。
タイヤの空気を抜くたびに困っていたビードが落ちる問題ですが、今回はゆっくり空気を抜いてバルブコアを外したところ落ちる感じがありませんでした。

このくらいサイドをつまんでも落ちる気配がありません。
とりあえず全周に渡ってビードの状態をチェックしてみたところ、バンッ!という音と共にビードが落ちました。

ビードが落ちた部分とほかの所を比べてみます。
やはりビードが落ちた部分はマクハルのマクが薄いです。

押してもくっついている感じがあったところはマクハルも厚めに張り付いてます。
この状態を全周に渡って作り上げるのがポイントのようですね。
全周に強固な膜を作らなくてもマクの薄い部分が今回くらいの長さであれば厚い膜の部分がビード落ちを押さえてくれると思います。
でも、出先でのトラブルを考えるとビード落ちは出来るだけ避けたいです。
今回はこの部分をどうやって施工するかがカギとなりそうです。

続いてバルブの確認です。
パナレーサーのバルブはバルブ方向に加えてサイドに4ヶ所穴が開いており目詰まりしにくいと言うのがうたい文句ですが、やはり埋まってました。
ホイールの軸方向に空いている穴は生きていたようです。
マクハルは空気の流れが速い所だと固まりやすいようでどうしてもバルブ付近はこうなってしまうのかもしれません。
これはゆっくりと空気を入れたり抜いたりすることでなるべく固まらないようにしようと思います。

それではタイヤの中を確認したいと思います。
文字の下側の固まったところは恐らくタイヤがペチャンコで押していた時に固まったマクハルだと思います。

タイヤのロゴとバルブの位置を合わせてますので自転車を壁にかけている時は重さでバルブが下側に移動します。
なのでロゴ部分に大量のマクハルが集まって固まってしまいます。

では、ロゴの反対側はどうかと言いますと・・・。

ロゴ部分と比べると明らかに薄いですね。
これはフロントタイヤの時に気が付いて施工した後はロゴ部分を必ず上側にしていましたが、結局は最初に施工した時より軽くなっていたので重量的にはそんなに影響はないのでしょう。

続いてゴムの無くなった部分を見ていきましょう。
クリンチャーならこの部分で石ころを踏むとあっという間にパンクします。
通勤時にこれくらいになるまでタイヤを使い続けていましたが、やはりゴムが薄くなるとパンクの頻度があからさまに上がります。

しかし、マクハルだと外側のゴムが無くなっても内側にゴムが盛られているので結果としてゴムの厚みがクリンチャーで運用しているよりも薄くなりません。
このおかげで最後までパンクリスクにおびえることなく天寿を全うできたのだと思います。
これこそがマクハルの強みなのではないでしょうか?
リヤタイヤに至っては今回の人災トラブル以外にパンクは一回もありません。
マク(ハル)切れによるスローパンクは施工方法次第で回数が変わると思います。
今回のリヤタイヤは交換に至るまでに3回施工しましたが、これをどう考えるかはその人次第でしょうね。

せっかくだから今回は簡易的にバランス調整もしようと思います。
バルブを外した状態でホイール単体を確認すると、ほぼバランスしているようです。

となると、バルブの重さ分だけ反対側にカウンターウエイトを付ければいいことになります。バルブの重さが3gなので一応目安とします。

新品のタイヤも測っておきます。
今回はブログに色々データを残していたので面白い検証が出来たと思います。
記事に書かなかったらこんなデーター直ぐに無くなっちゃいますよ・・・。
(ずぼらなもので・・・)