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日帰りで芦ノ湖に行ってきました! その4 なぜ?ヤビツ越え編

 下界に降りて灼熱の中を帰らないといけないので少しでも涼しい道を選んだつもりですが、こんな時に普通の人はヤビツを超えて帰ろうなんて思わないのでしょうか?(思いませんよね・・・)

 その1はこちら。

 その2はこちら。

 その3はこちら。

 出口の先の景色に期待しながらトンネルを抜けていきます。

 うわぁ~!キレイぃ~!

 という景色ではありませんでしたが、いい感じです。

 トンネルを抜けると金時山の登山用に駐車場が整備されていました。

 ここは昔はただの広場でした。

 この道はすっかり整備されてますね。

 こんなところでモンベルが店を出してました。

 なんで?

 話を聞いたら、南足柄市はアウトドアで町おこしをするそうで、モンベルが協賛しているそうです。

 金太郎の姿をした『よいしょ君』というマスコットが売っていたので「へぇ~、モンベルでこんなのも作るんですね!」って話したら、「あっ、これは人形の久月製ですっ!」って・・・。

 モンベルのマスコットのもんた君も南足柄市のベストを着ていましたよ!(笑

 10時です。

 道草もホドホドにして下界に降りていきます。

 もう遅いでしょうが恐らく灼熱地獄の中を進まないといけないはずです。

 夏はやっぱり標高の高いところがいいですね。

 スピードが出るのでシールドを元の位置に戻した瞬間にまたメットの中に冷たい風がシュワーッと流れます。

 夏だけモストロを被るとしてもあのヘルメットは12~3年使っているので、もはやメットとしての役目を果たしてくれるのだろうか?

 だからと言ってまた新しいメットを買う余裕はないぞっ!

 夕日の滝に寄り道すれば川で水浴びが出来るんです。

 水浴びしたいっ!

 でも、ここで寄り道すると40分くらいのロスになりそうです。

 今回は諦めてまっすぐ帰ります。

 それにしても走りやすい。

 左コーナーの際に対向車がイン寄りで走ってくることがあるので、そこだけ気を付けていれば快適な道です。

 芦ノ湖から東京に帰るときは小田原に降りるか御殿場に降りるかの二択な感じですが、どちらも混むし降りてからのルートが面倒くさいので昔は金時林道をチョイチョイ使っていました。

 当時は熊が出てきそうなうっそうとした林道でしたが、この道がメジャーになると熊よりも交通事故の心配をしないといけなそうですね。

 金太郎ラインが終わって県道を走ります。

 まだまだ下りは続きます。

 10時25分、南足柄市のコンビニで3回目の補給です。

 おにぎり一つとコロッケパン、ホットドック、ウィーダー、それとコーラです。

 シールドをさかさまにつけると見事にメットの穴を塞いでますね。

 一番上の穴は裏側にプレートが入っているので風が直接頭に当たらないのです。

 そのプレートは外せるのですが、硬くて外すと壊れそうなので外していません。

 外せば少しは変わるのでしょうか?

 髪の毛がメットの内側にフィットした形になってたのでネタとして撮っておきました。

(こんな写真、要らんでしょ)

 暑さにへばって大休憩になってしまいました。

 10時50分、そろそろ出ようとしたらアシナガグモ?

 どこから来たの?

 なるべく国道246号線を通らないようにしながら渋沢経由で秦野市を目指します。

 11時40分、4回目の補給です。

 どうにもこうにも暑くて力が出ません。

 メットの事を考え始めたら頭に熱がこもっているような感じがして、それも気になってモチベーションがダダ下がりです。

 ガリガリ君を黒酢はちみつで流し込みます。

 偶然取れた一枚。これを見てもずいぶんおかしな格好ですね。

 デカいサングラスに穴を覆うシールド、そりゃー暑いわな!

 12時15分、みんな大好き名古木(ながぬき)の交差点です。

 はい、ヤビツを超えていきます。

 馬鹿じゃないの?

 と思われますが、山の上の方が絶対涼しいですし、裏ヤビツは木陰も豊富!

 上りさえ何とかすれば下界を走るよりも快適でしょう?

 えっ?

 その考えおかしいって?

 正面の雲が心配でしたが、天気予報ではあの雲はヤビツの西側の山にかかっているだけでこちらには来ないと言っております。

 曇っている方が涼しいですし天気予報を信じて進みます。

 それよりも斜度がキツい・・・。

 箱根は10%越えがほとんど無かったのでかなり堪えます。

 12時40分、蓑毛のバス停で休憩。

 実はここまで来るのに3回ほど休憩してます。

 こんなんで峠まで上っていけるのでしょうか?

 でも、行くしかありません。

 下界を車と一緒に走るという選択肢はないのです。

 トイレに入ったら頭から水を被ってくださいと言わんばかりの洗面台があったので(おそらく清掃用具を洗うところ?)ジャンジャン水を被ってクールダウン!

 これで生き返りました。

 さあ、ヤビツ峠へ向かいましょう!

 出だしのこれには心が折れそうでしたが、確かこの先は斜度はそんなでもなかったはず。

 別に足を付いてもいいのでゆっくりと進みます。

 1時半、菜の花台で休憩しました。

 もう無理です。

 でも、弱音を吐いても誰も家に連れていってはくれません。

 走るしかないのです。

 時間はたっぷりあります。

 死に物狂いで走ってたので途中の写真もなく1時55分にヤビツ峠に到着です。

 やったよ、がんばったよ、頑張ったんだよー!

 と、叫びたくなりますが、そんなこと叫んでも今の状態を知っている人は誰もおらずタダのおかしな人になってしまうのでグッと心の中にしまいます。

 ここからは下りなのでシールドを下げて(見えます?)メットに風を通します。

 裏ヤビツにあるヤビツの名水『ヤビアン』を汲んでいきます。

 正式名称は『護摩屋敷の水』と言いますが、だれが呼んだのか『ヤビアン』の方が自分の中ではしっくりきます。

 冷たくて美味しいですよ。

 心配な方は沸かして飲んでください。

 この後、ペダルを思いっきり踏むとリヤブレーキからシャリシャリ音が発生しました。

 途中で停まってブレーキを眺めていたらトラブルと勘違いされてMTBの方に声を掛けられました。

 心配されるので一般道に出るまでそのまま乗る方が良さそうです。

 2時55分、宮ケ瀬湖まで来ました。

 証拠写真を撮ろうとわざわざ歩いて(自転車禁止みたいです)この場所まで来て写真を撮っていたら風でえも吉が倒れてライトのブラケットが破損・・・。

 右のSTIレバーも傷だらけです。

 不安定な場所で写真を撮るときは固定した方がいいですね。

 今度からひもで縛ります。

 3時55分、相模原のコンビニで5回目の補給です。

 ガリガリ君、ウィダー、C1000ビタミンレモンを流し込みました。

 記事を書いていて気が付きましたが、宮ケ瀬湖からここまで1時間もかかっています。

 途中死んでたもんなぁ(遠い目・・・)

 ついでにリヤブレーキを見たらパットの上に何かがいます。

 なんだっ?これっ?

 触るとゴムの塊のようなものがへばりついています。

 どうやらこれが原因のようでした。

 こいつを取り除いたら音が止まりましたが、キャリパーのセンター出しが気に入らないので帰ったらセンター出しをやりたいと思います。

 5時40分、稲城大橋を渡って東京に入ります。

 ここまでくると一安心です。

 気温が下がってきたら調子が出てきました。

 やはり暑さでやられていたようです。

 6時、神代植物公園で今日最後の補給です。

 コンビニだけで3077円、こいつと芦ノ湖の缶ジュースで300円、

 食費が結構かかってますね。

 ライトのブラケットが割れたのでレイブメンで帰ろうとしたのですが、レイブメンがここで力尽きました。

 仕方ないのでひもでライトをハンドルに括り付けて7時丁度に帰宅、263キロ、獲得標高2800メーター。

 真夏のロングライドは暑さを踏まえてしっかりと計画しないとダメですね。

 おまけ。

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