後輪を施工している時はビードとリムの間にたっぷりとマクハルを塗るのが最強だと思っておりました。
しかし前輪交換の際にビードとリムの間にはマクハルは必要ないのでは?という疑問がおきまして、前輪はあえてビードとリムの間にはマクハルを塗らずに施工することに。
これでどっちが空気が減らないか対決することにしました。
タイヤ交換を行う際に、前後で違う施工方法を行いました。
後輪はエアを入れる前にビード部を内側に押しながら全周にマクハルを行き渡らせビードと接触する部分にマクハルをサンドイッチする方法を取りました。
その後、80ccのマクハルを入れてまっすぐ立てた状態でタイヤをゆっくりと回す事20分、これで完璧だと思っていたのですが、どうやら80ccだと内幅19.5mmのリムと28Cのタイヤでは立てて回した状態だと量が足りなくてタイヤの内側全周にはマクハルは行き渡らなかったようです。
6人ライドの後、一週間で空気が抜けてしまいました。
乗る予定が無かったのでそのまま放置していたらタイヤに液体のようなものが垂れた後を発見しました。
位置的にリヤブレーキフルードが漏っているのかと思いましたが、どうやらエアが抜けて緩くなったところからマクハルの水分が出てきたようです。
リヤタイヤを外して押してみても漏れてくる感じがありません。
もしかして水分が出たときにこの位置のエア漏れが止まったのかもしれませんね。
水に浸けてエア漏れを確認します。
明らかにエアが持っているという部分は無いのですが、リムとタイヤの隙間から拭っても拭ってもこの写真くらいのエアが溜まる箇所が数カ所あります。
それとタイヤの表面からもそのような箇所が何カ所かありますが、拭った後にこれくらいの気泡になるとそれ以上大きくならないのです。
これは自然に抜けていく分のエアなのか?
それとも一週間で空気が無くなるほどの抜けなのか?
良く分かりません。
とりあえず次の週末まで乗らないのでいったん空気を入れて金曜日まで様子を見ようと思います。
エア漏れを確認したのが先週の土曜日なので、ちょうど一週間が経ちました。
前輪は6人で走りに行く前にエアを入れてから何も弄っていませんが、触った感じだと1barも圧が落ちておりません。
なので、2週間たっても圧がわずかに減っただけという事でしょう。
実際には思っているほどには減っていないような気もします。(あくまでも触った感じなので・・・)
一方リヤ側はと言いますと、がうさんのお腹のようにブヨブヨですね。
やっぱりあの漏れてなさそうで漏れていそうなエアが一週間でこんな感じにさせてしまうようです。
これはやはりフロントタイヤと同じようにマクハルを施工するのが良さそうです。
ここまでマクハルを色々と試行錯誤して思ったのはエアが漏れる一番の原因はビード部なのではないかという事です。
車のタイヤはこのビード部がしっかりと作られておりますが、自転車のTLRは末端処理が荒いような気がします。
タイヤの製造工程は接地部のゴムとベルトと呼ばれる心材と内側のゴムとがサンドイッチになっていてそれをはり合わせた後にタイヤの形に成型するんだと思います。
ビード部の作りが荒いと心材の部分にエアが入って巡り巡って外側に出てくるのではないかと。
サイドがコットンで出来ているビットリアのコルサで疑似パンクをさせたときに、穴をあけた瞬間にサイドからエアが漏れる動画を見た事があります。
これは心材となっているベルト部分に貫通した穴によって直接圧がかかる事でコットンの隙間を伝ってタイヤサイドから外にエアが出るのでは無かろうかと・・・。
そう考えるとやはり一番エアが入りやすいのは作りの粗く見えるビードの末端部分だと思います。
タイヤの内側の表面はTLRを謳っているのですからしっかりとできているんだと思います。
どう見ても車のタイヤのようにビードがしっかりと作り込まれてるようには見えないのです。
もう一つ、15℃以下だと膜が綺麗に貼れないそうです。
そういえば前のタイヤは10月に初のマクハルを施工して、その後の再施工をしていたのは寒い時期でした。
なのでしっかり幕が貼れていない可能性もあります。
今回は猛暑の影響で特に温めなくて大丈夫そうですが、玄関で施工すると熱中症で倒れそうなのでエアコンの効いた部屋で片側10分ずつゆっくりとクルクルさせて施工しました。(過去記事をどうぞ)
これでフロントタイヤのように運用できるようになれば、自信をもってみんなに勧めていこうと思います。