久しぶりの焼津旅行 3日目 その2 激走!湯之奥猪之頭線編 

なんだかんだ言ってもやっぱり上っちゃうんですよねぇ~。バカなのっ?

初日はこちら。

2日目はこちら。

3日目のスタートはこちら。

身延の町に入ってきました。電線が無くてきれいな通りですね。ゆるキャン△の舞台になってたよなぁ・・・。駅前に饅頭屋があるんだっけ?なんて考えているだけで、寄り道しようなんてこれっぽっちも思ってません。今はこれから来る地獄をどうやって対処するかしか頭にありません。

とりあえず峠に入る前に腹ごしらえと水を何とかしないと、ルートから少し外れるけどコンビニに寄って行きましょう。コンビニどこだっけ?あれれ?川を渡った向こう岸かぁ・・・。

あの橋を渡るのかぁ・・・。ずいぶん長い橋だなぁ・・・。ほんとは無駄に距離を走りたくないのですが、無補給で峠に入ったら死にに行くようなものです。分かってます。

これまた長い橋だねぇ・・・。あんまりお腹空いてないんですけど、食わないと絶対に脚が回らなくなるはず、ただでさえ回らないのにね。

1時半、88キロ。とりあえず昼ごはんですね。水はどうしようかなぁ?ここから峠まで約10キロ。今の標高が200メーターだから10キロで1000メーター上るってことだよね?ってことは、平均10%ってことだ!そらそーだ!あはははははっ!!!(泣

ここですけちゃんから無事に帰宅しましたのメールが来ました。オレはこれからやってくる地獄をどうやってこなすか途方に暮れております。しかも山頂は天気悪そうだね。東寄りの風だからきっと向こう側は雨が降っているんでしょうね。時速5キロで2時間。向こうの麓には恐らく4時前かぁ・・・、諦めて電車乗っちゃう?

おい、どうする?「・・・・」レロレロ号は何も言ってくれません。分かってますよ。行きますって!

気を取り直して出発!ボトルに氷満載の水とそのほかにペットボトルを一本背中に背負って出陣です!さすがに2本あれば大丈夫だと思うのですが、今日の水の消費量を考えるとギリギリかもしれません。

最後のジャッジメント!輪行するならここで決断しないと!イヤイヤ、行きますよ。行きますって・・・(泣

こんな山の中なのにきれいな温泉街ですね。武田信玄の隠し湯の一つなんだ・・・。三ツ矢サイダーは当初下部温泉の水を使ってたんだって!へぇ~。

景色のいい所で記念撮影。って、ほんとはもう脚が無いんです。温泉から4キロほど上ってきたんだけど、あれれ?林道ってまだ始まってないんだ・・・。

ひぃ~、キツイ・・・。暑さで水を飲む間隔が短すぎです。このままだと山頂まで持ちそうにありません。もう少しセーブしないと、ってか販売機は望めないからどこかで水浴びできないかな?

水は流れてるけど下りられない。あの山の間を抜けてそんなに上らなくていいよって誰か言ってくれないかなぁ・・・。(そんな甘くねーよっ!

なんとっ!水がダバダバ出ているところ発見!神様ありがとうございますっ!助かったぁ~。

冷っこいしスゴイ水量だよ!なんか一昨日の水浴びを思い出させますが、もうそんなの気にしていられません!さすがに飲みませんが、全身に水を浴びて体温を下げます。背中のペットボトルの水をボトルに移し変えたのでこの水を汲んで持って行けますけど、飲まない方がいいよね?

さっ、頑張って上りますよぉ~。どうでもいいけどいつまでも10%だよ。休み休み上ります。先ほどの水は飲まないまでも背中に冷たい水を背負っていれば少しは涼しくなるし、かけ水として汲んでおけばよかったと後悔しております。

650メーターくらい上ってきました。風は冷たく感じるようになってきたけど暑いです。まだ500メーター以上も上るんだ・・・。景色はそろそろ山頂みたいなんですけどね。

路面はいい道と悪い道が交互に出てくる感じです。ただ、どこまで行ってもこんな斜度が続きます。特にこのように目でやられる感じの所が多いので、メンタルがボロボロと崩れる音が聞こえます。

日陰はありがたい、でも、斜度は容赦してくれません。ほんと休めるところがありません。(足ついてるやつが何言ってんの?

あっ!ここ!入れそうじゃないっ?もう暑くて限界っ!いけそうだよね!

とりあえずチャレンジしてきます!この辺からなら水辺にたどり着けそうでしょ?3時半過ぎたけど、背に腹は代えられません。さっきのコンビニでの予測だと4時に向こう側だからそんなに遅れてはいないはず!10分も入っていればキンキンに体は冷えるんじゃないかな?

冷ぁ~!!冷たいっ!気持ちええ~!ペットボトルに水を入れて頭から被ったり、手足に撒いてみたり!あぁ~、生き返るぅ~。いつも思うけど、ピンチが訪れると何かしら助け船がやってくるような気がします。神様ありがとう!自然はともだち~!!3時40分か、たぶん峠はもうすぐだと思うんですよね。

4時にトンネルに到着。予定だと既に向こう側に下りている時間です。さっきからキリと雨がポツポツ、これ絶対にトンネルの先は雨だよね。

とりあえず行ってみないと分からないからね。トンネルを抜けます!うん、景色は今日は期待してません。無事に生還する事だけを考えます。

国境の長いトンネルを抜けると真っ白であった。がうの頭が白くなった。トンネル出口にレロレロ号が止まった。霧の冷気が流れ込んだ。がうはガードレールいっぱいに乗り出して遠くへ叫ぶように、「まじかーっ!まじかーっ!」  もうやめます、すいません。

とりあえず証拠写真だけ撮っておきます。意外とポツポツ降っているんです。まだまだ試練は続くようです。

つづく・・・。

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